ハゼの木
物置小屋の隣に数年前から
なにやら木が生えてきたなと
思ったら、今年、葉っぱが綺麗に
紅葉した。
ハゼです。
「小さい秋見つけた」という歌にでてくる。
「昔の風見の鶏の ぼやけたとさかに
ハゼの葉 ひとつ ハゼの葉赤くて入日色」
こんな綺麗な葉っぱの木、斬られては
たまらない!
夫にお願いする
「物置小屋の隣の木 斬らないでね」
夫が反発する
「なんで?雑木だろ!」
これはいけない、なにやら斬る気マンマンだ。
「紅葉の綺麗な木だし、好きな木なので
斬らないでね」
「斬るよ、雑木じゃないか」
これは戦法を変えなければ!
「雑木じゃないよ、今、実がなっているけど、あれは和ロウソクの原料になるんだ。前、鉄腕!DASHでやってた!」
「へー」と夫は少しひるむ。
追い討ちをかける
「しかも、染料にもなって、天皇陛下の
法衣にも使われる 黄金色なんだ」
本当は黄金色よりもう少し落ち着いた
色合いなんだが…
「だから」
「あーわかった わかった!斬らないよ」
良かったです。
やっと、わかってくれた。
ハゼはウルシの仲間です。
触るとかぶれる事がある。
でも、それは言わないで置こう。
余計な事は黙っているに越したことは
ない!